現在広く使われている降圧薬の代表5種類

アンジオテンシン変換酵素阻害薬/ACE阻害薬

生成を抑制

アンジオテンシンU受容体拮抗薬/ARB

作用を抑制

血圧の調節に関わるホルモン(レニン・アンジオテンシン・アルドステロン)に作用する&臓器保護作用がある

 -脱水や血圧が低下すると腎臓よりレニンが分泌される
  ↓
 -アンジオテンシンT⇒アンジオテンシンUに変換
  ↓
 -様々な臓器に血圧上昇作用を働きかける(その中の一つにアルドステロン)

高血圧の患者はこの指令系統が異常をきたしているため、このホルモン系に作用して降圧効果を発揮する。

※ACE阻害薬は咳が出る副作用があり、約90%がARBになってきている

カルシウム拮抗剤

血管壁の平滑筋細胞の収縮を抑える(収縮に関与するのがカルシウムイオン)。カルシウムの働きを抑えることにより、血管を広げて血圧を下げる効果がある。

β遮断薬…酸素需要抑制

交感神経のβ受容体によって心拍数が増えたり、心筋の収縮が強まったりする。β受容体をブロックすることで、心拍数を遅くし、心臓の収縮も弱め、末梢血管を拡張することで血圧を低下させる。心筋の酸素消費量を減らし、無理をしている心臓の負担を軽減する。また、心不全の長期的予後改善に効果的。

利尿薬

心臓のポンプ機能が低下すると、血液や水分の循環が滞り、うっ血を生じたり、息苦しくなることがある。利尿薬は、不要な水分をナトリウムとともに排出させる。その結果、体内の血液量が減少して心臓への負担を減らす。

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